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be bound toでハマる

SSIの研究を始めて、まだ下調べの段階なので仕様書を頑張って読んでいたのだが、ちょっと論文でも読んでみようかなという出来心でGoogle Scholorで上の方にあったSSIの論文を読むことにした。

https://arxiv.org/abs/1712.01767

全然進まないんですけど

当然英語なので和訳しつつ内容を把握していく感じなのだが、とにかく時間がかかる。論文自体は1段組み5ページでそこまで長くなく、数式もないので理解はしやすいはずなのだが、何せ論文を真面目に読み込んだことのないクソコーダーなのでAbstractを読むだけでびっくりするくらい時間がかかる。なかなか論文の著者が伝えたいことを理解できないまま3ページくらいまで進んだ時、SSIのワークショップがコンセプトを策定した文脈で

Identities are bound to single transactions and formed with one-way functions from the core identity

という文章が出てきた。「はいはい知ってまっせ、be bound toだから『必ず〜する』でしょ」と流して読もうとしたのだが、この熟語の後がsingle transactionで名詞なのでこれだと意味が通らない。日本語でググっても出てこないので「もしや単純にbindの受動態では?」と思って文章を見直してみたら普通に意味通ってた。一生の不覚。

ちなみにbindは「縛る」「拘束する」という意味でコーダー的には「関連づける」「結びつける」という意味で理解していて、熟語のbe bound toも「未来が縛られている」=>「必ず〜する」という解釈をすればなんとなく意味が通じる。気がする。

上の文章は「アイデンティティは取引一つ一つと関連づけられ、なおかつコア・アイデンティティからの一方向性関数で構成される」という和訳になる。コア・アイデンティティというのは人間の生物的な特徴:指紋や顔認識データと名前などの識別情報からなる情報群のこと(詳細は論文を読んでもろて)。一方向性関数というのは、RSA暗号で用いられる素因数分解の困難性に代表される、簡単に計算できるが逆関数の計算はめちゃくちゃ難しく時間がかかる関数のことを指す。量子コンピューターが普及したら通用しなくなるかもしれないやつ、という認識で良い。

おわりに

多分英語が強い人からしたらどこにも疑問を感じる点はないんだろうな、と思いつつ、熟語を暗記していたばかりにこんな恥ずかしい思いをしたのでちゃんと単語の意味から理解しないとなと思う八谷でした。ではまた。